村田兼一写真展と『天使集』発売

村田兼一写真展『巫女の末裔』を開催いたします。
11月9日(金)~25日(日) 月曜・火曜休廊 13時~19時

今回の展示は新たなシリーズ『巫女の末裔』と『天使集』の新作2シリーズである。
そして写真集『天使集』の出版記念展も兼ねている。
『巫女の末裔』は古代シャーマンの娘たちを現代風にイメージした。
鏡や鈴、水晶などを神器と見立てた。時にオーバーラップして、地母神や古代の女神のイメージも落とし込んでみた。

Nov.9-25 Ken’ichi Murata Exhibition.Closed on Mon.Tue.

会期中は作品販売の他、『天使集』の販売を致します。
村田兼一写真集『天使集』(アトリエサード刊)

羽根や角やキノコを付け加えることで、
村田はモデルたちを両性具有的な存在に変身させようともくろんでいるのかもしれない。
飯沢耕太郎/写真評論家 (天使集後書きより抜粋)

モデルたちは天使役としては現れない。
ルネッサンス絵画に出てくる受難の女性といった感じだ。
「天使らしきもの」はどちらかと言えば絶対者や傍観者、
死の影として現れる。

ギリシャ神話を描いた絵画に、
思春期の私は不思議な衝撃を受けていた。
私が見た絵は、長い髪の豊満な乙女が大岩に両手を鎖で繋がれ、
恍惚と居る場面だ。整理のつかない少年の心には、
仄暗いタナトスの闇に浮かぶ恍惚の美女が、
不可解なエロスの残像となって染み込んでいった。
それが何十年もかけて熟成されたものが、この「天使集」だ。
村田兼一 (天使集前書きより抜粋)