2014年

酒井敦 写真百物語「河童の恋」

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浮かれた河童の川流れ
橋のたもとで見上げるは
乱れし裾の白い足
河童の宿吉 里に出た
後家のお豊は湯浴みして
梳くのは髪か哀しみか
河童に化けた写真家作
12月5日(金)~12月21日(日)
神保町画廊での写真百物語のシリーズでは第2回目である「河童の恋」。
すべてモノクロのフィルムで撮影し、モノクロでプリントしたものをセピア彩色し、コットンにしみ込ませたインクで黄、緑、赤などを使ってぼかすように彩色していく。前回は大蛇が数多く登場したが、今回は写真家の酒井自身が河童などで登場している。これらは雑誌SMスナイパーで1997年から2003年まで不定期で発表されたもので、酒井が登場するシーンでは当時の編集長である渡邊安治がシャッターを切った。さらに風景や花の彩色写真も数点加わり、本展では30点の展示になる。
Jinbocho Gallery presents “A Kappa’s Love,” the 2nd showing from the Shashin Hyakumonogatari series.
All of his works are monochrome photographs layered over with sepia coloring.
Yellow, green, and red are applied later using ink which has been absorbed into cotton.
In his previous exhibition, many of his photographs featured a large snake, but this time photographer Sakai himself appears in various incarnations, such as that of a kappa.
These photos were originally published on an irregular basis in SM Sniper magazine from 1997 to 2003.
In pictures where Sakai appears, shutter operation was controlled by then SM Sniper editor-in-chief Yasuji Watanabe.
With the addition of landscape and floral photographs similarly given his unique colorization treatment, there will be over 30 works on display for this showing.
December 5 (Fri) – 21(Sun) Sakai Atsushi Exhibition “A Kappa’s Love”.
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) The Gallery is closed on Monday and Tuesday.
Fantômes Japonais de Sakai Atsushi  Editeur:Le Lézard Noir (20 novembre 2014)

沢野ひとし「旅の彼方」

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10月31日(金)~11月16日(日)
October 31 (Fri) – November 16 (Sun) Hitoshi Sawano Exhibition “The Distance Traveled”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:0 (19:00 on Friday).The Gallery is closed on Nov 4,10,11.

村田タマ写真展「おもちゃ箱」

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10月10日(金)~19日(日)
いつもの童話や物語をイメージした作品とは違い、ポップでキュートな村田タマワールドの展示。
 楽しげな空間でありながら、どこか悩ましい表情の写真が多いのは、カメラを通じて己と向き合う「苦悩」があるからだ。生きること、生み出すことの喜びと辛さを抱き、カラフルな世界に村田タマがどろどろと溶け込んでいく。
 涙とともに溶けた海の底には、いつも「希望」があるからだ。
Unlike the fable and fairy tale images of her past works, this exhibition will show the works of the poppy and cute Tama Murata.
While so many of the pictures portray an otherwise pleasant setting, one cannot help but notice the subtle expressions of melancholy. This is because the artist uses the camera to confront her own anguish. Embracing the pleasure and pains of living and creating, Tama Murata melts away into a viscous world of color.
With so many tears, she melts down to the bottom of the sea where there is always hope.
October 10 (Fri) – 19 (Sun) “Tama Murata Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:0 (19:00 on Friday).The Gallery is closed on Oct 14

中島圭一郎写真展「緊 緩」

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9月14日(日)~28日(日)
September 14 (Sun) – 28 (Sun) “Keiichiro Nakashima Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 (19:00 on Friday).The Gallery is closed on Sep 16 and Sep 22.

インベ カヲリ★ やっぱ月帰るわ、私。

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8月22日(金)~9月7日(日)
I like asking people about their lives. That is my first interest.
 What my subject is feeling and thinking. How one thinks about the past and the future. I draw inspiration from the life stories people tell and fill the photos I take with those images.
 When taking pictures, I have little or no interest in the superficial features of youth and beauty. Though admittedly those are components that have shaped that person, I seek the originality spawned from one’s life experience. That which is homogeneous and idealized has no individuality. It’s not until you get completely away from generalizations that one begins to show her thoughts and emotions. The inner person becomes visible only after their appearance clad in common sense has been destroyed.
 The photos with slits wrists and the like are graphic, but I want to capture the face more than the injury. Symptions of a disease are not peculiar to any single person, so I always am focussing on the energy I see in the subject’s eyes rather than what she is doing.
 I choose to photograph women because they look like an extension of everyday life. Male subjects tend to perfect their appearance because they have a ‘better side’ they like to show.. Women, on the other hand, are more flexible; they get in front of a camera when they want to look at oneself objectively, see oneself from a different angle or ascert oneself in some sort of way.
 The title of this photo collection — It’s time for me to go back … to the moon — plays off “The Tale of the Bamboo Cutter” as these women expose the imaginary landscape they harbor inside and flee the makings of this world in front of the camera.
 Of all the emotions people have, I feel that “anger” manifests the will to live the most, so I want to draw out and capture a pointed look from subjects when shooting. I find “anger” to be the root of all emotions that temper life: a sense of inferiority, sorrow, despair, etc. Within the anger that one feels towards oneself lies an anger towards pressure from the outside that comes in various forms of oppression such as “common sense,” “family environments,” “male-oriented society” and “one’s generation.” Anger is ascertion, so I want to capture a statement that can be seen beyond words.
 People are a product of the energy they have, so I want to capture the soul behind the face and body. (from the postscript)  
あるとき、A子から離婚報告のメールが届く。
 A子とは最初に撮影してから、7年近いつき合いだ。その頃から既婚者だったA子が旦那と離婚するというので、私は話を聞きにカメラを持って会いに行った。
 都内から電車に揺られること約一時間半。山に囲まれた街に降り立つ。
 「離婚おめでとう。はい、ドラ焼き」
 駅まで迎えに来てくれたA子の自転車のカゴに、ドラ焼きを突っ込む。
 「あ、まだ籍は抜いてないんだけどね。慰謝料を取らないといけないもんで」
 感情の高ぶったメールの文面とは裏腹に、A子はいたって元気そうだ。
 「で、旦那が浮気したんでしょ?」
 私が聞くと、A子はニヤッと笑った。
 「家に着いたらいいもの見せてあげる」
 部屋には、別居して出て行った旦那の荷物がまだ当たり前のように置いてあった。
 「浮気相手からも慰謝料を取るからさ、2人にこれ送ったの」
 A子はクリアファイルから、内容証明のコピーを2人分取り出した。
 浮気相手は2人。郵送した証拠と、相手が受け取った証拠もしっかり残されている。この3点が揃っていないと、裁判では不利になるらしい。
 初めて目にする内容証明に、私は興奮気味で目を通した。
 書類には、2人それぞれの浮気ストーリーが細かく記され、どこで出会い、どちらから言い寄って、どんな関係に至ったか、それを妻が知るまでの経緯、その行為が法律の第何条に触れているかなど、まるで小説のように記されていた。
 「生々しいね。こんなものが届いたらびっくりしちゃうよ」
 「まあ、そうだろうね。ハッハッハ!」
 「でもひとりは10代の学生でしょ? どうやって慰謝料500万も払わせるの?」
 「大丈夫、そいつの親が金持ちなのはわかっているから。○×大学通わせてるんだよ。500万なんて2年間分の学費でしょ、払えるよ」
 ふと目を落とすと、A子の薬指には指輪がはまっていた。
 「コレ!? 結婚指輪。好きなブランドの指輪だから気に入ってるの。指輪に罪はないから、海になげたりなんかしないよ。これからもつけているつもり~」
 私は、旦那の荷物が残る部屋で、闘志に燃えるA子の姿を撮影した。
 某日、何度か会って話をしたことのあるB子から、久々にメールが届く。
 「来週あたり死のうと思うので、その前に写真を撮ってもらえませんか?」
 私はすぐに約束を取り付け、カメラを持って会いに行った。
 すでに身辺整理された部屋には、処分予定の服や家具が山のように積んである。手紙などのプライバシーに関わるものは、燃やして捨てる予定らしい。私は、お茶をすすりながら、部屋の中をキョロキョロしていた。
 「本当に捨てちゃうの? なんかもったいないねえ」
 「あ、その辺にあるやつは新品だから、よかったら持っていって!」
 B子はうず高く積まれた場所を指差して言った。
 私は、大きなリラックマのクッションを貰うことになった。
 「ここ数日、ずーっと身辺整理だけをやっているから毎日毎日片付けで、ご飯も食べてないの」
 洋服やCDは、欲しい人にあげるため、梱包し郵送する準備までされている。
 「すごいアクティブだね」
 「死に対して前向きっていうのはある。前にもオーバードーズで死にかけているから、何もなくなるって感覚も知ってるし、そういう世界に行きたいんだと思う」
 B子の部屋には、練炭や首吊り用のロープ、「混ぜるな危険」と書かれた洗剤など、いつでも死ねるようにあらゆる道具が完備されている。
 「でも、いざ死ぬぞってときには、友達とか親とかに最後の連絡をしたくなるのね。あとは、民生委員とか。それで思いとどまったりして、なんだかんだ言ってこのまま生きていくタイプなのかなって思うんだけど。実は明日も、保健所の福祉相談員がうちに来る予定なの」
 「自殺を止めるために来るってこと?」
 「わからない。電話をかけたら、家まで行きますよって言われて」
 「へえ、おもしろい! 私も押し入れに隠れて一緒に聞いてみたいな、どんな話をするのか気になる」
 「私も実は楽しみなの。何を言ってくれるんだろうと思って。ふふふ」
 「プロの話術を拝見したいね。終わったら、どんなふうだったか教えて!」
 私は、B子の気分を聞きながら写真を撮った。
人の人生を聞くのは楽しい。私の興味はまずそこにある。
 被写体がどんな気もちで何を考えて、どんな過去とともに未来を見つめているか。個人のもつ人生物語からインスピレーションを得て、写真のイメージを膨らませていく。
 写真を撮る上で、私は若さや美しさといった表面的な造作にはほとんど興味がない。それも人をつくり上げるひとつの要素だけれど、生きてきた過程で生まれるオリジナリティが見たい。平均化され、理想化されたものに個性はなく、むしろ一般論から外れたところにこそ、その人の思考や感性が現れると思っている。世間の常識を身にまとった姿を崩していったとき、その奥の姿が見えてくる。
 リストカットなどの写真はビジュアルとしてインパクトがあるけれど、私は傷より顔が撮りたい。病気の症状は個性ではないので、現象よりもその目から感じる力に集中したいという思いが常にある。
 女性を被写体に選ぶのは、日常の延長として撮られることの感覚をもっているからだ。男性の場合は、被写体となることに明解な理由をもち、完成された姿を見せたがる。逆に女性はもっと柔軟で、自分を客観視したい、違う角度から見たい、何か自己主張したいときなどにカメラの前に立つ感性をもっている。
 写真集のタイトルである「やっぱ月かえるわ、私。」は、カメラの前で、そうした自分の根源にある心象風景を晒し、世間のうねりから抜け出していくさまを「竹取物語」に重ねて表現した。
 あらゆる感情のなかでも、私は「怒り」の感情に生命力を感じるから、被写体から鋭い視線を引き出して撮りたくなる。劣等感や悲しみや絶望など、人生に抑揚をつける感情の根源にあるのは「怒り」だと思うし、自分自身に向けられる怒りの中には、外部からの抑圧、たとえば世間の常識や家庭環境や男性優位な社会や生まれた時代など、様々な抑圧に対する怒りが秘められている。怒りは主張だから、そうした言葉以外で見えてくる発言を撮りたくなる。人間とは、その人のもつエネルギーのことだから、顔や体を超えた先にある魂を写したい。(赤々舎刊 インベカヲリ★ 写真集『やっぱ月帰るわ、私。』より)
August 22 (Fri) – September 7(Sun) ” Kaori Inbe Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) The Gallery is closed on Monday and Tuesday.

清田一樹写真展 「Dozy~Once more」

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7月25日(金)~8月10日(日)
July 25 (Fri) – August 10(Sun) ” Kazuki Kiyota Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) The Gallery is closed on Monday and Tuesday.
「ふたたび」
 ひたすらフォーカスを外して被写体を凝視するのが、Dozyシリーズの手法である。つまり、ピンボケしたファインダースクリーンを一所懸命に見つめながら撮影するのだ。なぜそうなったか?は諸説あるが、色々な人から「お人柄が現れていますね」と言う好評?を頂いた事に尽きると言っておこう。展示毎にそれぞれテーマらしい物はあるが、被写体や季節、あるいは地域を限定したりと言った程度で、出会った光景をモノクロネガフィルム中に固定するという基本的な撮影作業の連続であり、取り立てて変わった事は無い。ただ、アウトフォーカスする事によって、細部の描写が失われ、グラデーションが作るフォルムだけが示される。緻密な描写がリアリティを生み出す写真に取って、この手法は一種の反逆かも知れないが、細部が見えない分、フォルムや陰影が持つ本質に鑑賞者の主観で触れる事が出来るのでは無いか?と思う。
 2006年のシリーズ初個展から、毎年新作を発表していたのだが、諸事情により2011年の展示「Jet Airliner」で中断する事になってしまった。今回の展示では、過去の作品に新作を加えて、「ふたたび」というタイトルを付けた。
“Futatabi – Again”
 Staring single-mindedly on the subject, the focus is shifted away. Such is the methodology of the “Dozy” series. Simply put, it is a matter of intently seeking to capture that slightly blurred image in the finder screen.How did this happen? There are some theories, and a number of people have told me that my personality is being expressed. Whether this is praise or not I’m not sure, so I’ll just leave it at that. It can be said that every exhibition comes with a theme, whether focused on objects, a season, or things particular to a certain region. I continued my basic camerawork, capturing the scenes I came across forever onto monochrome negative film.
 I discovered that when a photo was out of focus, the details of the scene was lost, and a gradation appears that only film can produce.
 Perhaps my method is the opposite of the photograph that exudes reality with exquisite detail, but I feel that the unseen areas and the ambivalent forms and shadows can tap into the subjectivity of the viewer. From my first solo exhibition in 2006, I released new work every year until various circumstances forced me to end the series with the 2011 exhibition “Jet Airliner.”
 This exhibition will feature older as well as more recent works, and has been titled “Futatabi – Again”

舞山秀一写真展「七菜乃」 写真集出版記念

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6月27日(金)~7月13日(日)
June 27 (Fri) -July 13(Sun) ” Hidekazu Maiyama Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) The Gallery is closed on Monday and Tuesday.
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依存。
 不可解にそれがなぜかは誰も答えられない。
 体と心は互いに意識をしながら引かれ合うも、寄り添えない。
 闇の安堵、光の憂鬱、曖昧な時間、望まない欲望
 今を残すことは正しいのか、妄想と現実の隙間で記憶を記録する。
 七菜乃がそこにいるのは、誰も知らない何かを求めているからなのか
 記号だ。存在の記号。signは出ている。
 有るようで無い。
 針は振り切れて、真実はどうしようもなく切ない。
 語ることも無く、示すことも無く
 受け入れることは悟りと本能を気付かせてくれる。
 私は依存している。
 七菜乃も依存している。 
Open the door,
 To a world you’ve never seen before.
 And yet, behind the next door you open,
 Exists the world of Nananano, revealing more you’ve never seen.
 The doors continue on, one after another, for eternity.
 ‘Tis an utter labyrinth.
 And in this labyrinth that is Nananano,
 we can not but wander about…
扉を開く
そこには見たことのない世界が広がる
しかし、新しい次の扉を開くと
また見たことの無い七菜乃の世界が存在する
扉はその先にも永遠に続く
まるで迷宮だ
我々は七菜乃という迷宮を
ただ漂うだけ・・・

村田兼一 少女観音展

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5月30日~6月15日
聖なる神々にエロスの感情を託するということは、古今東西を問わずよく見られる。キリスト教の世界では聖マリアがその役目を果たし、仏教では女身の姿で描かれることが多い観音がエロスの受け皿になって来た。村田兼一の「少女観音」もその流れに沿うものだが、そこにはいかにも彼らしい趣向が凝らされている。イノセントな少女たちのたたずまいと、恐るべき淫らなポーズとのコントラスト。奇妙な仕草で印を結ぶ彼女たちの背後で、村田が悪戯っ子のような笑みを浮かべている様が、思わず目に浮かぶ。
 飯沢耕太郎(写真評論家)
In any given age or geographic region, the expression of eroticism has been entrusted to sacred deities. While followers of the Christian faith more than often portrayed Mary in this role, Buddhism found its outlet in depictions of the goddess Kannon (Guan Yin) as the female receptacle of eroticism. It is in the vein that Ken’ichi Murata presents his “Maiden Kannon” albeit in a manner stylistically his own. Here we see a contrast of the image of innocent girl with their indecent, lascivious poses. Behind the characteristic gestures being formed by the girls, we cannot help but imagining the grin of a mischievous boy on Murata’s face.
Iizawa Kotaro (photography critic) 
May 25 (Fri) – June 15(Sun) “Ken’ichi Murata Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) The Gallery is closed on Monday and Tuesday.

学校制服の魅力を存分に語り合うトークイベント『学校制服超会議』

開催日:2014年5月31日(土)14時~
会場:東京堂ホール 参加費:1,500円
(当日、学校制服着用でご参加の場合は200円の割引をします)
今や世界に誇る日本の学校制服文化。その特色の違いや、着こなしの面白さ、また、服飾の視点から見たファッショントレンドとしての制服。そして、実際に女子校時代に着た卒業生からの思いや、女子目線でみた自己表現としての制服の魅力などを存分に語り合います。
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【参加パネリスト】森伸之(制服図鑑著者)、相浦孝行(制服ショップCONOMI代表)、口枷屋モイラ(西洋服飾史専攻)、長野愛樹(日本女子大家政学部被服科2年生)、武井裕之(制服少女写真家)

中島圭一郎 「みずのなかのことりたち」 

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5月2日(金)~18日(日)
May 2 (Fri) – May 18 (Sun) “Keiichiro Nakashima Photo Exhibition”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) 
The Gallery is closed on Monday and Tuesday.

口枷屋モイラ・村田タマ二人展 「少女ロイド 2 -Sweet Memories-」

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4月2日(水)~26日(土)
自身を被写体にした活動を続けてきた口枷屋モイラと村田タマ。二人が扮する少女型アンドロイドが、約一年ぶりに帰ってくる。「少女」の表象が持つ様々な問題や可能性を真剣に自覚し、己が身を惜しげなく活用して作品を打ち出す二人を前にして、我々は男女を問わず自らと相手の欲望、及びその表現について、再考と熟考を迫られる。前回の展示の副題は「Girl’s Fiction」だったが、今回はその後、時を経て過去を回想する意味が込められている。彼女たちは、この一年の間にどのような表現の進化/深化を遂げたであろう。口枷屋モイラはフェティシズムの分野で、村田タマは童話的世界観の中で、さらなる戦略を進めていそうだ。前回の二人展よりもさらに、二人の対照性が際立ちそうである。そんな二人の作品が一つの空間の中で、各々の強い個性を爆発させながらも共存・調和する様子が今から目に浮かぶ。(英文学研究者/市川 純)
Murata Tama and Kuchikaseya Moira are continuing their work using themselves as their own subject matter. The two once again assume their Girldroid personas for the first time in about a year. Taking into sincere appreciation the various problems and possibilities they encounter when presenting the “young girl,” the viewer is presented an unsparing self-exploitation in the works they have put forth. We the viewers, both men and women alike, are urged to reflect on and reconsider what we consider a person’s desire and its representation. The subtitle of the previous exhibition was “Girl’s Fiction,” and that theme still persists as we apparently move on into the future and find this past being recalled. They will undoubtedly show how have they progressed in regards to their depth and developmentin the past year.
 It appears that they have each strategically advanced within their own genres: Kuchikaseya Moira in the area of fetishism, Murata Tama in a fairy-tale world.
 In any case, the contrast between the two is much more dramaticically visible than at their last collaborative exhibition. Our eyes are finally enticed by the works of the two presented in a single showing, the explosive individuality of each coming together to form a harmonious coexistence.
 Ichikawa Jun, Scholar in English Literature
ー少女たちの幸せだった頃の記憶ー
 一年ぶりに二人展、少女ロイド2を行います。口枷屋モイラ名義の新作や、コラボの新作もあります!少女ロイドコラボグッズの新作も♡是非、見にいらして下さい。

愉しいコラージュ教室参加者募集のお知らせ

飯沢耕太郎さん指導の下、愉しくおしゃべりをしながらコラージュ作品を完成させます。ぜひご参加ください。今回のテーマは「ヌード」です。
 開催日:2014年3月8日(土曜日)13時~18時(12時50分集合)
 場所 :神保町画廊
 定員 :9名
 講師 :飯沢耕太郎(写真評論家・きのこ文学研究家・コラージュ作家)
 会費 :3,000円
ハサミをお持ちください。
 参加申し込みは神保町画廊までメールにてご連絡ください。
info@jinbochogarou.com
申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。
スマートフォンや携帯電話から申し込みのメールをお送りいただいた皆様へ。
お申込みのメールをお送りいただいた方には確認のメールをお送りいたしますが、受信機器のメール設定によって送信したメールが受信いただけない場合が多くあります。お申し込み後3日経っても確認のメールがない場合は画廊宛てに電話でご確認ください。

7人の七菜乃展

 

上野 勇/田口まき/武井裕之/伴田良輔/舞山秀一/増田ぴろよ/村田兼一
2月7日(金)~23日(日)
特殊モデル”を自称するモデル「七菜乃」。クリエイターたちの「イメージ」という一種の欲望を顕現するため、彼女は時に母となり、時に聖女となり、時に妖婦となり、時に生贄となる。時代性や属性から解き放たれた変幻自在の彼女を前に、クリエイターたちは自らの奥底に澱のように堆積した「イメージの残滓」を解放せずにはいられない。と同時に、赤裸々となる欲望とも、真摯に向き合わざるを得なくなる。作品としての「結構」と、被虐的ですらあるこの「イメージの解放」がせめぎ合いながら、「二つ巴の紋」のように均衡した時、ヌード写真はひとつの品格を手に入れる。だとすれば、今回の7人のクリエイターは、確かに品のある絶妙な仕事を成し得ていると言えるだろう。それは個々の力量と真摯な精神活動=“葛藤”の結果であることは言うに及ばないが、もうひとつ、変幻自在に作品の触媒として機能した七菜乃というモデルの魅惑を無視することはできない。7つの葛藤が、ひとりのモデルを七色に染め上げた。「7人の七菜乃展」、それを目撃できる至福に、貴兄もなす術なく大いに溺れるがいい。(玄光社フォトテクニックデジタル編集長・藤井貴城)
Feb 7 (Fri) -Feb 23(Sun) “The Seven Nananano “
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday)
The Gallery is closed on Monday and Tuesday.
Nananano considers herself a “Specialty Model.” In compliance with the “image” to which the artists she works with aspire, at times she becomes a mother, at others a saint, a seductress, and even a sacrifice. Before her protean visage that transcends era and attribute, the artist must stir up the sediment and unleash the accumulated “dregs of the image.” At the same time, they must seriously confront their unvarnished intention. As works of art, the “construction” of the work conflicting with the “unabashed image” come into balance like the “two-comma crest” bringing a dignity to nude photography. Considering this, I would say that seven artists have achieved a high level of quality in this exquisite work. And while it goes without saying that the diversified product of distinct individual abilities and their sincere spirit can result in “discord”, there is one thing that cannot be ignored: Nananano, the fascinating model who served as the catalyst for this kaleidoscopic collection. Even if you have no experience in art, you may still indulge in the immense bliss of viewing the “The Seven Nananano Exhibition.
 ” Photo Technique Digital (Genkosha), Chief editor, Fujii Takaki

 


モイラ嬢のための9つの変奏曲 9 Variations for Mademoiselle Moira

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上野航/オオタアリサ+武井裕之/中島圭一郎/伴田良輔/フクダタカヤス/三嶋哲也/村田兼一/村田タマ/渡邊安治
1月8日(水)~25日(土)
謎めいた微笑を浮かべる永遠の美少女、モイラ嬢は、様々な刺激によって、自在にその体色や様態を変容させる変異体(mutant)でもある。今回は9組(10人)の写真家、アーティストとの接近遭遇により、ものの見事に七変化ならぬ九変化を見せてくれた。純真無垢な女生徒から、妖艶な魔性の女、近未来のアンドロイドまで、彼女の中に潜んでいたとてつもない変身能力が、いまや完全に開花しつつあることがよくわかる。モイラ嬢が奏でる変奏曲の調べは、ハメルンの笛吹きの音色のように、聞くものをうっとりとさせ、別の世界へと誘ってくれるだろう。 飯沢耕太郎(写真評論家)
The eternally beautiful young girl with an enigmatic smile, Mademoiselle Moira is also a mutant, freely changing color and form in response to various stimuli. Working closely with 9 different units (10 artists in total),she exceeds the kabuki dance of the seven dramatic costume changes, raising the bar to an amazing nine changes. One may well understand her innate ability to transform from the innocent school girl to the voluptuous femme fatale to the android of the near future, revealed here impeccably. When one takes the time to listen to the variations Mademoiselle Moira plays with her imagery, one will be absorbed and drawn into another world as if enticed by the Pied Piper of Hamlin.
 Iizawa Kotaro (photography critic)
Jan 8 (Wed) – Jan 25 (Sat) “9 Variations for Mademoiselle Moira”
Gallery hours during the exhibition are 12:00-18:00 from Wednesday through Sunday (19:00 on Friday) 
 The Gallery is closed on Monday and Tuesday.