大槻香奈写真展

大槻香奈写真展「2020年 東京観光」 
5月29日(金)~6月7日(日)会期中無休 13時-19時

新型コロナ感染症対策についてご協力のお願い
入店の際、マスクの着用をお願いします。店内の人数によっては時間をずらしての入店をお願いする場合がございます。また、店内の滞在時間は30分未満を目安にお願いします。来廊時間とお名前、ご連絡先のご記入をお願いしています。保健所等より健康状態確認の連絡の可能性があります。情報について営業目的の使用はありません。1カ月を目安に破棄をします。
Please wear mask. Due to the recent situation relating to the coronavirus pandemic, there may be reason for medical authorities to contact you with regards to your health. Please write your name, contact information, and entrance time. Your personal information will be held on file for 30 days, after which it will be properly disposed of. Your personal information will not be used for marketing or provided to third parties.

Title: 2020年 春 銀座

「2020年 東京観光」

2018年、私は古い祖母の家を記録したくて、フィルムカメラを持ち始めた。私はふだん絵画というジャンルで表現活動を行なっているが、そこで度々テーマとしてきた「家」について、写真でも向き合いたい気持ちがあったからだ。フィルム写真に拘ったのは、幼少期に撮った家族写真(インスタントカメラの風合い)を、現代でやり直す意味があったからだった。私は祖母や母の面影を持つ妹ふたりを、祖母の服を着せて家で遊ばせ、そこに住み着いた幽霊のように写真を収めた。これは単に古い家の記録写真というだけではなく、自分にとっての「家族写真」でもあったのだ。2019年、初の写真個展『人形の住む家』(神保町画廊)にて、それらを発表した。

あれから1年、今年は、昨年の間に撮りためた海外での写真を集めて展示を行うつもりだった。しかし突如としてやってきた新型コロナウイルス感染症の影響で、写真展のテーマをいちから考え直さなければならなくなった。世界規模で強制的にあらゆるシステムの変化があったいま、自分が撮るべきものは何かと考えた。

2011年の3.11直後、人間が自然現象の脅威と社会現象の不条理に晒されたとき、私たちのほとんどが主体性を見失い、パニックに陥ってしまった。それを目撃したとき、当時の私は絵画で表現しようと試みた。いまこの現在も、形は違えど似たような現象が起きている。であるならば、自分はまた作家として何かを表現し、この異常事態を記録しなければならないと考えた。私はカメラを持って、パンデミックにある東京の街の姿を撮ることにした。(実際に作品になった写真のほとんどは、外出自粛要請が出る前の風景であり、いま現在みえる風景とは少しズレがあるかもしれないけれど)

3月のある日、関西から妹ふたりが浅草にやって来た。浅草はいつもより人が少なく、すれ違う人達はほとんどマスクをしていて、互いに隠しきれない緊張感があった。雷門では、新調のために大提灯が外されていて、近年ますますの日本の空虚さへの感情移入もあって、余計にがらんとして見えた。冷静さを装いながらも落ち着かない風景のなかで、私は「観光写真」を、妹ふたりの「家族写真」として撮ることになった。記念写真の形をとりながら、1枚の中に、みんなの問題と家族の個人的なそれとがあわさって、なんだか不思議な気持ちがした。

パンデミックは主体の問題を見えにくくさせる。けれども、いかなる時でも、確かにそれぞれが「私」の人生の問題を抱えながら生きている。私たちはこの危機的状況のなかで、集団の一部でしかない誰でもない人間の自覚と、換えのきかない唯一の自分とを行き来して、自分という主体の揺らぎを感じているのではないだろうか。これらの写真はその自問自答、時として自分の姿をうつす「鏡」のように機能することがあるだろうか…と。そんなことを考えながら撮影した、2020年の東京観光写真なのである。

■大槻香奈の日記■🔗


本展初日5月29日より開催期間中、以下の企画をご用意いたしました。(レセプションは28日開催です)
【その1】「2020年東京観光」チェキ郵送企画
【その2】「PIXIV FANBOX」支援者さま対象・プレゼント企画
【その3】 前日5月28日にオンラインレセプション開催

みなさまぜひ、ご参加いただけましたら幸いです。

【その1】「2020年東京観光」チェキ郵送企画
このコロナ禍におきまして、会場に来られない方でも作品を楽しんで頂きたく、本展にて発表の「2020年東京観光」チェキ作品を、みなさまの元にお届けする企画をご用意いたしました。
神保町画廊・公式Webのメールフォームより、[チェキ購入希望枚数] をお書きの上、お問い合わせください。お客様の入金確認後、大槻がお客様のご希望枚数分のチェキをランダムで選び、手書きメッセージを添えて、画廊より順次郵送にてお届けいたします。(ご入金は銀行振り込みにて承ります)
チェキは1枚 [ 4,000円(税込) ]・送料は一律 [ 180円 ] を頂戴いたします。
(スマートレターにてお送りいたします)
全てのチェキには、ポストカードサイズのミラー台紙(写真の一言コメント付)がセットされております。
みなさまのお問い合わせを心よりお待ちしております。
※会場にてチェキ作品をお買い求めの方は、その場で選び、お持ち帰り頂けます。

【その2】「PIXIV FANBOX」支援者さま対象・プレゼント企画
2020年5月、大槻香奈が「PIXIV FANBOX」を開設して2周年となりました。
PIXIV FANBOXサイト https://kanaohtsuki.fanbox.cc/
みなさまに日頃の感謝の気持ちを込めまして、現在「PIXIV FANBOX」にて大槻香奈の活動をご支援頂いている方で、写真作品をご購入の方を対象に、「ずっといいこちゃん・ますくドローイング」(原画作品)をランダムで1枚、お手紙付きでプレゼントいたします。(チェキ作品は企画対象外ですのでご注意ください)
神保町画廊にて作品ご購入時、大槻香奈の「PIXIV FANBOX」いずれかのプランにてご支援いただいている方が対象となります。プレゼントご希望の方は、FANBOXファンカード(バーチャルカード)をお手持ちのスマートフォン等で、会場スタッフにご提示下さいませ。
ファンカードの表示方法はこちらをご覧ください。→https://www.fanbox.cc/fancard
※会場に直接お越しの方は、過去の写真作品購入でもプレゼント企画の対象になります。(作品ファイルを置いておりますので、そちらをぜひご覧くださいませ。)

※会場に来られない方でプレゼントご希望の方
神保町画廊・公式Webのメールフォームより、本企画への参加希望をお知らせ頂きましたら、こちらより「2020年東京観光・作品リスト」をお送りいたします。リストをご確認の上、[ ①購入希望の作品番号・➁お客様のPIXIV FANBOXユーザー名・➂現在ご支援頂いているプラン(例→500円プラン) ]をメールに明記の上、ご返信ください。会期終了後、ご入金を頂いた方から、作品とプレゼントを順次発送させて頂きます。
みなさまのお問い合わせを、心よりお待ちしております。

【その3】5月28日にオンラインレセプション開催
会期初日の前日である[ 5月28日 19:00〜20:00 ]に、ZOOMを使用したオンラインレセプションを開催いたします。みなさまそれぞれご自宅から、お好きなお飲み物などご用意いただき、作品やそれに纏わることなど色々、一緒にお話ししましょう! 参加条件は以下になります。
1. 大槻香奈の PIXIV FANBOX (https://kanaohtsuki.fanbox.cc)500円以上のプランをご支援の方がご参加できます。
2. 5月27日に[ZOOMのミーティングURLとパスワード・当日の入場時間]を、大槻香奈の PIXIV FANBOX 500円プランに記載いたします。当日はそちらのURLからご入場ください。途中参加は不可になりますので、時間にご注意ください。
3. ZOOMの表示名(お名前)を、みなさまのFANBOXユーザー名と同じに設定をお願いいたします。(当日はお名前が確認出来た方から順に、参加を許可いたします)
その他詳細に関しましては、5月27日の500円プラン記事内にて発表いたします。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。