村田兼一写真作家25周年記念展

25年前を振り返ると、薬液臭い暗室の作業が、遥か遠く昔のように感じる。闇の中、印画紙の上で両手をクネクネ動かし覆い焼きや焼き込みをする姿はまるで魔術の如くだった。今回の展示は、未熟な魔術で思い通りにプリントをコントロール出来なかった心残りの着色写真を、科学の力(PC)で今一度甦らせる試みをしてみた。

村田兼一写真作家25周年記念展
6月4日(金)-20(日) 月曜、火曜休廊 13時-19時